« 人の顔 | メイン | 新しい焙煎機 »

「人は悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのだ」

帰宅途中、渋滞で停まっている時に、歩道で小学生が転ぶところを目撃しました。転んだ小学生は最初平気そうだったのですが、自分の膝を見て出血を認めたからか、突然泣き出しました。どうやら、転んだ痛みで泣き出したのではなくて、血を見て泣いてしまったようです。よくある光景で、どうでもよい話なのですが、これを見て思い出したのが「ジェームズ=ランゲ説」(いえ、むしろこの状況では、感情は生理的変化のみによって生起するのではなく、その状態をどう認知するかによって生起するという「感情の二要因説」を思い出さなければならないのかも)。

ジェームズ=ランゲ説というのは、19世紀後半、W. ジェームズとC. ランゲがほぼ同時に提唱した感情の生起に関する理論です。「人間は悲しいから泣くのではなくて、泣くから悲しいのだ」と考えるへそ曲がりでユニークな学説だったのですが、様々な批判にさらされて否定されてしまいました。と、ここまでは教科書的なお話なのですが、こちらの読書日記によれば、もうちょっと複雑な後日談がありそうです。R. R. コーネリアスの『感情の科学―心理学は感情をどこまで理解できたか』は読んでみないといけませんね。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2005年02月17日 20:59に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「人の顔」です。

次の投稿は「新しい焙煎機」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35